ブログ - 201001のエントリ
通常国会が始まりました。
今国会は、日本の将来を左右する大変な法案の審議も予想されます。注意深く見守っていかなければなりません。
知っておきたい!今国会に提出される主な法案
シゴトの計画 01月18日00時00分
政権交代後初の通常国会が今日からスタート。通常国会の会期は150日間で、両議院の議決で1回は延長できるが、今年は7月の参院選を控えて大幅延長は難しそう。会期延長がなければ通常国会は6月16日閉会、参院選は6月24日公示・7月11日投開票という日程が有力視されている。
今国会は鳩山内閣にとって初の本格的な予算審議の場であり、最も注目されるのは予算案の行方だろう。報道によると、一般会計予算額は過去最大の92兆2992億円。新規国債発行額も44兆3030億円と過去最大。当初予算では戦後はじめて国債発行額が税収を上回った。鳩山内閣は1月中に2次補正予算案を可決、年度内に2010年度予算案の成立を目標としている。しかし、税収より借金が多い予算案がすんなり通るのか。
また、今国会へ提出される法案の行方も気になるところだ。政府は今月13日、61法案を提出する方針を発表した。主なものとしては、政治主導確立法案(国家戦略室を「局」へ格上げ。副大臣と政務官の定員を15人程度増員)、子ども手当法案(0?15歳の子どもに手当を支給。親の所得制限なし。2010年度は月額13000円)、民法改正案(選択的夫婦別姓制度の導入)、郵政改革法案(日本郵政グループの経営形態見直し)、外国人参政権法案(永住外国人に地方選挙権を付与)などが挙げられている。外国人参政権法案については、連立与党の国民新党が反対しており、今後の動きが注目される。
予算案や提出法案を可決・成立させ、実績をつくった上で参院選にのぞみたい与党側と、参院選では負けられない野党側。野党は鳩山首相と小沢幹事長の"政治とカネ"の問題から切り込んでくるとみられ、激しい攻防は必至だ。対処を間違えば政権自体が揺るぎかねず、新内閣にとってははじめてにして最大の岐路ともいえる今通常国会。大方の予想通り波乱の幕開けとなるのか。政府は予算案、法案をどれだけ可決・成立させることができるのか。昨年の衆院選で国民の期待を背負って誕生した新政権だけに、一国民として熱く見守りたい。
(『シゴトの計画』編集部)